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2006年6月21日 (水)

コーナリングアプローチ

 (昨日の続きです)アクセル全開をやめると、とたんにいろいろな物が見えてきます。今まで目が付いていかずに溶けていた景色が、はっきりと見えてくるはずです。

 金網越しに見ている人がいるとか、モーターサイクリストスクールの走っているのが見える(今日のハイテクニックは女の子もきてるなあ)とか、バックストレートの内側はピットみたいになってるんだとか、路面やランオフエリアの状況とか。もちろんよそ見をしろと言うわけではなく、周りの景色、コースの自分のいる位置が見えてくると、走るのが非常に楽になるということが言いたいわけです。

 たとえばブレーキング。最初は指一本位でフルブレーキングせず(つまり早めにブレーキ)に進入してみると、怖くないスピードでコーナーに向かってバンクを始める位置、が見えてくるのではないでしょうか。そこへそのスピードで進入することを想定して、ブレーキングの開始位置をなんとなく想定(看板や線、縁石を目安に)していき、怖くなくコーナーリングアプローチをするように練習するのが良いのではないでしょうか。

 少し慣れてきたら少しずつ速度を上げて、ブレーキングポイントを変えずにブレーキングの強さを調節してやるように。このときシフトチェンジもあわてずに行えるように、どのポイントでするかを考えておくと、後で非常に楽になります。

 以前にも書いたように、最初はブレーキングに集中して、コーナーが近づいてからシフトダウンというのがオススメです。アクセルを煽る量も少なくてすむのでブレーキングに影響せず(意外とフロントフォークをばたつかせている人は多いもの)、止まれるとわかってからなら、あせらずにこなせるでしょう?もちろんこれらのことは、ライパなどののんきな走行会が一番ですが、トライ…でも十分可能だと思います。

 このままだんだんスピードを上げていき、怖くなったらまたゆっくりと確認する、というのを繰り返すといいのではないかと思います。ブレーキングポイントは最初の怖くない位置からあまり変えずに、ブレーキングもなるべくフル手前の強さに抑えておいたほうが、コースに慣れるためには良いのではないかと思います。止まれない!と感じるときは早めにアクセルを戻してしまうとか、各ギアで上の何千回転かを捨てた方が懸命です。

 とにかく、アクセル全開とブレーキングを詰めるのは最後の切り札にしておき、まずは怖くないコーナリングアプローチ、というのを目指してみてはいかがでしょうか?そのうちコーナリングスピードも上がり、進入速度も上がる。その頃には全開やフルブレーキングもできるようになっているのではないかと思うのです。

 そうそう、スピードが上がっても、周りはきちんと見えるようでなくてはダメですよ。ブレーキング時はアプローチラインを見ておき、バンクしていくときはコーナーの想定ライン上に目をやり、バンクしたら立ち上がりラインを想定してやるというように先を見ていくのは当然として、そのときに点や線ではなく、頭をグリッとイン側に回してやり、景色として立体的に捉えておく事が大事だと思います。広くまわりが見えてると、後々いろいろと役に立ちます。

 なんて、言うのは簡単ですが、サーキット初心者がこれをやるのは大変なんですよね。いずれにしろ、怖くない範囲でトライ&エラーを繰り返すことの方が、いきなり全開、フルブレーキングよりも得るものが多いと思います。勢いだけで走っちゃう若い人には関係ない話かもしれませんけどね。

 かく言う自分も、最初の頃は広いコースのどこを走っていいのか、どうやって走っていいのか、サッパリわからずに恥ずかしい思いをしたことがあります。最初に走った頃はレプリカブームでしたから尚更です。今は大人が趣味でサーキット走行を楽しめる時代なのですから、無理せず楽しく走るのが一番。自分なりに走りを積み上げていくのが良いのです。他人の目なんて、まあ、結構気にはなりますけどね…。

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コメント

たくさん引き出しをお持ちですねえ。

このところの記事はライパを目前に控えた身としては
参考になることばかりです。

熱くならずに常に冷静に走れるかどうか。これ、
とっても大事なことだと前回のライパで痛感
しました。

コーナリングアプローチとブレーキングに集中する
ために僕はギアチェンジの回数を減らすという方法
を取っています。「もてぎ」なら4,5速で事足ります。

この話はもう少し続きそうですか?楽しみにしております。

投稿: keep | 2006年6月21日 (水) 22:22

速い人ではなく、遅い人が書くことに意義がある、という認識で恥ずかしいのを我慢して書いています。
なんかの役に立てば幸いでございますが、くれぐれも無理は禁物。楽しみながら、というのがいい大人の走り方ということで。

ギアチェンジを減らすことで、上手く走れるならそれでいいのでは?ただ先にレースがあるなら、アプローチが上手くいくようになったところで、やはりギアチェンジの練習、回転数の使い方(トルク、パワーの兼ね合い)の研究は必要と思います。
もう止めようかと思いましたが、コーナリングアプローチを、もう一回書いときますか。ちなみにテレレバーはちょっと勝手が違うと思います。自分は結局最後まで上手く乗れませんでした。

それと、前回は乗らなかったようですが、ジェットコースター、乗らなきゃダメダメですよ。あれが2万円だと思ってください。一番に並んで乗ること!(絶対!!必ず!!!)そのあとすぐ自分のバイクに乗るだけで、自分の走りが変わっているのが分かるはずです。頭で理解できなくても、体が覚えています。
ボクサートロフィー出ようと思うんですけど、どのくらいのペースで走れば大丈夫ですか(やって下さい)←こう言って、走ってもらって下さい。降りる前にどうでした?と聞かれるので、疑問点は必ず聞いてください。
コレをやらないと一生後悔することになります。理由は…、乗ればすぐ分かります。時間になったら、グローブだけ持って、いの一番!!!ですからね。

投稿: Ryu | 2006年6月21日 (水) 22:58

内容にとても共感するところがあります。
僕はえい出版社の本で知識を詰め込んでいますが
復習になってとても役立ちます。実際のテクニック
は徐々に詰めていくということで・・。

ジェットコースター、今回は体験します。

テレレバーはブレーキと合わせこのバイクに決めた
理由の大部分を占めています。今はこの
理にかなった機能に依存しまくってます。
もうテレスコピックには戻れません(笑)

投稿: keep | 2006年6月23日 (金) 20:42

以前は今ほど混んでなくて、自分のバイクでお願いしますとか、2回目なんですけど、というのもあったのですが、今は無理でしょうね。
でも同じBMWですから、得る所は非常に多いと思います。

何でも聞いたほうがいいですよ。僕みたいに乗ってすぐ腰痛の話を始めて、そのまま腰痛話で盛り上がってお終いなんてのは、勿体無いことです。ボクサートロフィーにも章典外ですが何度も出てるネモケンを上手に使ってください。

投稿: Ryu | 2006年6月23日 (金) 21:32

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