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2009年8月16日 (日)

中心は真ん中ではない?

 太いタイヤのバイクでリーンウィズだと、バイク的にはリーンアウトと同じ様な効果になってしまう、というのはネモケンのライテクで良く見かけるセリフですね。良く考えてみてください。現代のSSの太いフロントタイヤ、旋回時に接地面に積極的に加重するためにはどこに頭をおけば良いでしょうね?

 もちろんステアリング系統をスムーズに動かすためには、ステアリングヘッドの中心線の上に頭がくるのが理想的ではあります(切り返しをイメージすれば…)。それでもやはり現代的なバイクに乗って加重しようとしたり、そもそもバンクの時に前輪を積極的にステアさせようとすれば、自然と頭はバイクの内側に入る位置にくるんですよね。

 つまりその時には、バンクで倒れるバイクに先んじて、人間がイン側に入ってやることが必要です。つまり、バンクで安定したときに頭がくる位置に向けて、肩からワンテンポ早くイン側に入ってやるわけです。もちろん引っ張り込んだり、ハンドルを切るのは×。立ち上がりでバイクが起きると体がインに入って、その時にハンドルはインに切れているのを逆にしたような形でフロントタイヤを使ってやるわけです。

 難しいですよね。文章にすると尚更、難しく感じます。このときハンドルは切らず、バンクしてフロントにグッと荷重がかかった瞬間に、そっとフロントタイヤ(というか、イメージ的にはハンドル)を地面にソッと置くような感じで、それ以外何もしないことが肝心です。もちろんフロントフォークを伸び縮みしない程度に沈めておく(ブレーキを引きずって)ことが必要ですが、上手くいけば、フロントがインに引き込まれるようにバンクしながら大きく曲がれるはずです。

 書くのは簡単ですけれど、やはりこれができる様になるのは、結構大変かもしれません。ハンドル切って曲がるなんて、公道だけのテクニックだと思っている人もいるようですが、サーキットでもちゃんと役に立ちますよ。1秒、0.1秒、時には0.01秒を競うわけですから、バイクとその動きをきちんと理解して実行している人間には敵いません。もちろん理解してやっていることですから、タイムも安定することになりますしね。

 自分のライディングは、“安全にそこそこ速く(できれば美しく)”が目標なのですが、そのためにバイクの動きを理解するというのは絶対必要になります。結局ものすごく速く走るために必要な事と、部分的というより、まるっきり重なっている部分が多くあるのは当然ですね。それになにより、速くて上手いライダーは、見た目もとっても美しく感じるというのは、無駄な力が入らずにバイクと一体感がある、からではないかと思うのです。

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