C 600 sport
鋭い加速をみせるだけあって、コーナリング性能も結構高そうです。滑った時に怖そうな小径タイヤですから無理はしませんでしたが、コーナリングも、きっちりとバイクの様に乗らないと良く曲がらない設定ですね。意外と足回りは固すぎないのですが、加重をかけて、体をインに入れていかないと良く曲がってくれないのは、さすがスポートというところでしょう。
中途半端に乗っていると、フロント側が遠くで大回りして、接地感も希薄になりがちですから、きちんと乗らないといけないですね。フロントブレーキが握りこめば効いてくる設定なのは良いのですが、もう少しリニアな感じに立ち上がると良いですね。パニックブレーキとかでフロントを握りこみすぎると、ABSがあっても体が前に滑って、まったく別のところでパニックになりそうです。まあ、慣れでしょうけど。
元気で良いなと思ってたエンジン音がだんだんと耳について、そのうち音圧で疲れてきてしまうのも含めて、若者向け、しかも普段の街乗りというよりも、週末の楽しみ的な使い道が好ましいのでしょうかね。結構ピンポイントな立ち位置の様な気もするので、検討中の方はゆっくりと試乗させてもらうのが良いかもしれません。そういう意味で、もうひとつGTが豊かな装備と変わらない値段で用意してある、ということなのでしょうね。
まあでも、やっぱりシートが高すぎ、幅が広すぎるので、せっかくの運動性をスポイルしてシャコタンやローシートを用意するより、現在のシートの前端部のシート幅をガッツリと削ることによって、街中での足つき性の向上をはかるのが良いのでは?と思いましたね。
音に関しては、ちょっと固い音が疲れの原因になってる様な気がするので、もうちょっと音質をマイルドにしていただけると良いかな。音量だけで言えばルマンの方がはるかに大きかったけど、こんなに疲れなかったのは音質のせいでしょうかね、やっぱり。特に街中等で優しくアクセルを開けた時の音の改善をしてもらえると、普段使いにはもっと好ましいかも。しかし、つくりもガチッとした感じだし、国産の様に変にマイルド過ぎないところは好ましいです。宝くじが当たったら…でも自分はスクーターは110位が好みかな。
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