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2016年3月 3日 (木)

パラダイムシフト…

 ちょっと前に黒歴史的なものを書きましたが、無謀にもカーグラフィック様に意見を送ったこともあるんですよね…。大昔ですが、あの時はファミリーカーというか、ワゴン的な車だったと思いますが、エンジンの出力特性をスポーツカー的に評価してたのにガッカリして、評価基準が一緒ではおかしい、と言っちゃいました。スミマセンでした。

 まあ、ガッカリして、というのは最近のNC700のインプレでもそうでしたが、なんでもかんでも同じ土俵にのせてしまうテスターの感受性の低さ、その車をどう乗ってやろう?という想像力の貧しさにたいして、ですね。当然、中低速から豊かなトルクが立ちあがって、上は困らない程度に回転出力が得られれば良いという割り切ったエンジン(ゆえに低価格にも出来る、ということだろうに)の評価が出来るテスターがいないというのは、メーカーの車造りにも影響を与えるだけに、害悪といえる部分さえありますしね。

 どの回転からでもトラクションが得られるトルクが立ちあがってくる、ガサツかもしれないけれども、家族4人に荷物を積んで走るとなると、そういう車の方が挙動はおとなしくて正確、どんな環境でも困ることが少ないってのは、ちょっと考えればわかりそうなものですが…。当然そういう車でスムーズな回転とか、高回転の伸びやかさとか、「ナニ言ってんの?」ってレベルでおかしいです。それで150万切る価格だったり、性能を維持できる耐久性だったり、他の大事なものが見えてないですよね。

 という書き出しですが、もちろんお話はバイク。BOTT、SOSの時代におおいに期待したバイクの多様性、個性豊かな外車も身近になった80年代、レプリカ系一辺倒の一歩手前では、感性とか、一瞬の速さより楽しさというあたりで凄く期待したんですけどね。見事にレプリカブームに塗りつぶされちゃいましたしね。その頃は色々と面白いバイクを造っては売れなかったヤマハは、すっかり宗旨替えしてしまうほどの勢いで。

 そして現代、瞬間的にビッグツインが流行ったりもしましたが、いまだに0‐400mビデオが全てである様な印象を持たれるように、多彩な外車が一般的になっても時代は変わりませんでしたね。結果、一昔までいかない直近のレーサーそのままという様なバイクが野に溢れ、バイク人口は減少の一途…。まあ、それが無くても状況は変わらなかったのかもしれませんが、怪我や死亡で降りてく人の数は、それなりに違っていたのではないかと、思わないでもないのですよね…。

 NCは遅い?超・絶・遅いですよ、もちろん。でも楽しくないなんて、そんなことはないんですよ。強烈な個性を持つ旧’86グッツィ乗りだった自分だって楽しいと思うのですし。ボルトのカフェとか、(乗ったことはないからよくわからないけど)なんか楽しそうじゃないですか。精一杯走っても、たかがしれた性能なのに充実感があるバイクが、使いきれない速さのバイクには劣ると真っ向から言われるのは、ちょっと悲しいんですよね。こっちの方が、真っ当なストリートスポーツじゃないですか?

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