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2019年6月22日 (土)

覚えて、体に馴染ませれば、役に立つ(実はこっちが目的)

 というわけで、左腕に限らず、腕を突っ張る、引くは意外とすぐ慣れるわけですが、意外と伸ばす方は意識して練習しないと、バイクのライポジの設定などでできなくなったりすることもあります。あとは、俗に言う、乗れていない状態のときとかもね。そうならないためには、まずは小さいUターン(とはいえ、もちろんフルロックターンなんてする必要もない)あたりから体に馴染ませて。一番大事なのは、体が反射的にそうなるまで、反復することですね。

 真っ直ぐじゃなく円を描く動きである、体から遠くなる、手が届かない、インに肩を入れながら外腕を伸ばす姿勢が良く理解できない。いろいろと最初は不自由を感じるでしょうが、少しづつでいいので、適性な状態を探して(体格とバイクの大きさ設定で人によって要求されるものが違いますから)いきましょう。できればへそをイン側に向けるという安易な手段に陥りませんことを。腕は伸ばしやすくなりますが、バイクの限界は凄く下がりますし。

 さて、これがいつでもどこでも出来るようになると、ちょっと滑って…、ブレーキが遅れて、思ったよりオーバースピードで、という様なコーナー入り口でどうしようもなくなった時に、非常に生きてくることになります。とにかく、力を抜く、バイクの動きたいようにする、と言い続けてきましたが、ギリギリまでブレーキを引っ張った後に、これ以上先には行けないというところでエイヤッとバイクを倒す(表現的にはこうですが、力を抜くから、フッと息を吐く的な感覚)ことになるのですが、この時に力を抜く、インに体を入れる、そして一番肝心なスッと外腕を伸ばすというのが出来るようになると、まあ結構な場面で回避が出来る様になるわけですね。

 もちろん過信は重大事故に直結してるので禁物ですが、倒せない、曲がらない、そういう最悪の事態を避けることが出来れば、たとえスリップダウンでも、真っ直ぐ突っ込む数分の一のダメージで済むこともありますし。とにかく力を抜け、という方向性でのライディングの組み立ては、安全の為でもあるんです。頭を向けるだけでは曲がらなくても、腰で支えた上体がインに入ってハンドルがフリーに出来て頭がインを向ければ、曲がれるはずです。そういう走りの組み立て、それが自分の走りの基本骨子なんですよね。

 長々と書いてきましたが、実は最終的には普段の安全走行へとつながると。「機械が動くんだから、一定の操作で定量的にバイクを動かせるのは基本よね」と前書いたところの、定量化のための操作のポイントでもあります。ライダーが邪魔しないと、こんなにバイクは曲がるのね、と感じられる人もそれなりにいるんじゃないでしょうか。2輪車である以上、常にコーナーでの緊張はつきもの(4輪の様にとりあえずハンドル切れば曲がる、というわけにはいかない)ですが、気持ちの緊張が体の緊張に波及しない様にする、反復練習で体に馴染んだ感覚はとても大事です。

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